コンバージョンが中崎町を面白くする?

スポンサーリンク

2008年度第9回都市環境デザインセミナーに参加してきました。お目当ては、鳴海先生の、コンバージョン街の魅力-大阪・中崎町-について。それによると、中崎町には30店舗以上、CV店舗があるそうです。昔からある建物をそのまま利用することで街の魅力が滲み出ている、そんな内容の話だったと思います。

アートアンドクラフト代表の中谷ノボルさんのお話もお聞きすることができました。こっちの話がメインだったようです。普通の新築の設計だけではなくて、例えば大阪・本町界隈で使われなくなったビルなどの建築を、住める場所としてコンバージョン(転用)されるといった活動をされているそうです。

古ビルのコンバージョンには制限が多いようで、啓蒙活動としての要素もあったプレゼンでした。印象的だったのはキャンピングカーをリノベーションして住んでみる実験をされたという話。そういうことを自分でできたら楽しいでしょうね。

さて、話はもどって、中崎町を面白くしていることと対極に、面白くなくしているものは何かなあとお話を聞きながらちょっと考えてみました。

中崎町を歩き回ると感じることかもしれないですが、「車の往来が異常に多い街」だと僕は思っています。それは

・梅田からのショートカットになってしまっているから
・中崎町に駐車場が多いから

が大きな理由なんだと思うのですが、この車の往来が、中崎町にうるおいを与えているとは到底思えず、中崎町の面白さを半減させていることかもなあと思います。

往来が多すぎるからか、道路で子どもが遊んでいるところをあまり見かけません。長屋の多い空堀とよく似ていると言われますが、それは建物のカタチだけで、中崎町にはこういう風景が少ないように思います。

土地を持っている人たちが安直に駐車場をつくりすぎたからか、単に都島通りへのショートカットが他にないか、そのへんはわからないのですがかなり気になるところです。

このblogは、都市環境を研究されている方(たぶん)の大学からのアクセスが異常に多いので、調査のひとつに入れてもらえたらなあと思って書いてみました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました