太陽ノ塔にて、博覧強記への道。

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中崎町「太陽ノ塔」で行われた、山納さん主催のサロン「博覧強記への道」に参加してきました。メンバーは阪急百貨店の吉田さんと宇野さん、カトウさん、オジマさん、芝居好きのカオルさんとマツオさん。キートンを読み込んでおられる方たちの、好きなエピソードやひけらしすぎない薀蓄話が興味深かったです。

MASTERキートン (12) (ビッグコミックス)

僕は以前、salida関西版の2003年5月12日号の、サリダスタッフおすすめのなりたい自分になれる!アイテム。というコーナーで、MASTERキートンを取り上げさせていただきました。ちょっとその記事を引用してみます。

勉強するのが嫌いで、高校に進学するつもりもなかった僕が、中学2年生のときにキートンに出会うことになるのですが、この本に出会っていきなり知ることの楽しさを知ることになりました。

そのわけは、考古学者にして保険会社ロイズの調査員であり、さらに元SASのサバイバル教官という経歴をもつ主人公、平賀キートン太一の活躍ぶりに憧れたからなんです。

本書は歴史、東西冷戦問題、中東問題、軍事、民族問題、ミステリー、謎解き、家庭問題など、多彩なジャンルにわたってストーリーが展開し、キートンはその博学と勇気で数々の局面を切り抜けるんです。なんでも途中で投げ出していた僕にとって、なりたい人物像はキートンそのもの。歴史の教科書をより、この本を読めば今の世界情勢がわかった気になるのもポイントです。戦争の後始末について、批判的に述べられていて、日本人として何ができるのか、いろいろ考えさせられます。

話を戻すと中学生のころにベルリンの壁が崩壊し、高校時代にソビエト連邦が崩壊、湾岸戦争…。歴史的な事件が起こるたびにキートンを読み返し、どうすればキートンのように生きられるか、ちょっと考えたりします。また読み出したら止まらなくなるんです。人生のターニングポイントになった一冊です。

キートンの文脈の中で、空白のセリフに意味を感じ取る人もいれば、全体を通して異質だった話に制作の裏側を読みとる人もいる。主人公に男性の生き方の理想像ととらえる人もいれば、主人公のお父さんのほうに男性の生き方の理想像ととらえる人もいる。キートンというテクストの深さみたいなものを、今日は改めて感じた日でした。

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