日々、中崎町で暮らしていると、ちらほらと、いろんな噂が耳に入ります。
そこで思い出すのが、エドガール・モランの「オルレアンのうわさ」の一節です。
*288p
うわさを広めていくにあたり、その起源となる人はだれもいない。うわさの内容のレベルそのものについてみても、事実とか人の名前についてはっきりしたことは何もない。そして、まさしく広めていく上で起源になる人はだれもいないことと対応して、人は起源を際限なく探り求める。*289p
だが、うわさはおそらくあるメカニズムを内在させていて、ここでメカニズムというのはデカルトのいう意味(つまり、そこから先は思考がないということ)のものだが、状況の変化に応じて自らを変化させ、適応することができるのである。
噂というのは、閉じられた場所で発生しやすいようです。うわさの伝播・反復によって何がもたらされるのでしょうか。
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